COLUMN

とにかく、まずはやってみようじゃないか

2013年03月

みなさま、季節はもう春です。芽吹きの季節です。事業も頑張って大きく花咲かせましょう!

さて、新年号で宣言しましたが、今年、僕は商社を創ります。いや、実はもう創りました。
新会社の名は「大田ゲートウェイ」です。
ちなみに社名は、大田への「入り口」「道」といった意味です。
勝手に名乗っていますが、通行料を取ったりするつもりではありませんので、なにとぞご了承ください。(笑)

実は、僕は名古屋育ちで、東京に来たのは社会人になってからです。
外から眺めた「大田区」は、「モノづくりがとにかく凄そう」といった強いイメージがあるのですが、
では、どの会社のどの技術がどう凄いのかといったことは全く分かりませんでした。
(さすがに今では分かっているつもりですが。。。)
どこに(または、誰に)聞けば分かるか?が分かることは、外から見ると、実はとても重要なことなのです。
大田ゲートウェイで、今までとは異なる分野から、大田に様々な仕事を持ち込む役割が担えれば、
これほど嬉しいことはありません。

国内の製造業全般に言えることかもしれませんが、
多くの会社では、既存の仕事は減少する一方で、なかなか明るい展望は持ちにくいのではないでしょうか。
こんな時は、新しいチャンスを自ら掴みに行くしかありません。
通常、まず考えることは、上手くいくかなぁ、大丈夫かなぁ、といったことだと思います。
心配になるのが当たり前で、当然の生理現象です。
ただ、そんな時は大筋が間違っていなければ、まずはやってみることです。
どんなに思考を尽くしても、未来は想定外の事が起こります。
大田区で創業した諸先輩方も、殆どの方が「想定外」に何度も出くわし、
それを乗り越えてこられた方なのではないでしょうか?
初めから方向性の間違った事業は絶対に成功しません。
が、一定の要件を満たした場合、何が勝ち残るかは正直言ってやってみなければ分かりません。
戦って負けるかも知れませんが、何もしなければ何もしないうちに負ける世の中になってきました。
競争とは本来そういったものなのかも知れません。

僕は、社会人になってからの短くない時間を、マーケティングと投資、コンサルの世界で生きてきました。
例えば、清涼飲料の新製品は年間一千種ほどが発売されるそうですが、定番として残るのは数種と言われています。
音楽業界では何千万円ものお金を新人アーティストのプロモーションに投入しますが、
それでも上手く行くのは一~二割と言われていました(今はどうか分かりません)。
新興企業も、かなりの確率で上手くいきません。
どの新商品も、新人アーティストも、新興企業も、厳しい社内選考や競争の結果、
または相当の覚悟の結果、初めて世に出てくるわけで、決して粗悪品ではありません。
すなわち、デビューや創業とは、スタート地点に立つ資格を得ることでしか無いのです。
そこから先は、いいモノ同士の戦いですから、やってみなければ分からない世界なのだと思います。

ここで大事なのは、スタートしなければ、何も起きないという事です。
そして、競争相手は日々進化しています。
生き残る為に必要なモノは、何が起きても次に生かし、
必ず成功させてやろうとする覚悟だと思います。
新製品は上手くいかなければ廃棄ですが、人間は死なない限りは大抵のことは何とかなります。
なので、頑張ります!

第一弾の製品は地味ですが、漁業の道具を大田区の仲間たちと創りました。
その宣伝素材も創りました。
港や地方の自治体に行き、PRのパイプも創っています。
進んだ後に道が創れるかは分かりませんが、まずはスタート地点に立ちました。
後は進むだけです。

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